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以前に予告していたとおり、無料出版をうたっているホンニナル出版を試用してみましたので、入稿までの状況を報告します。

出版希望者は、先ず個人情報を登録する必要があります。これが今時珍しく一定書式のpdf文書をダウンロードして所定事項を記入(pdfファイル編集ソフトを持たない人は印刷した用紙に手書き)し、郵便で返送しなければならないという旧来の手続きを要求していてうんざりします。個人情報のセキュリティを考慮しているのかもしれませんが、オンラインでもそれは可能でしょう。

ユーザー登録が承認されると次は本の仕様を決める段階に移ります。ホンニナル出版サイトにログインし、与えられた出版ユーザー専用パスワードで専用ページを開き、本のタイトル、著者名、サイズ、ページ数、製本方法など、所定事項を入力し送信すると本の仕様登録が完了し、台紙をダウンロードすることになります。これであとは原稿をpdfファイルにしてアップロードするだけ、と簡単に考えていましたが、実際はこの後ゴチャゴチャとかなり面倒な作業で疲れました。

私の本の原稿は、元はWordで書いたA4で99ページのSF小説ですが、A4の小説なんて変なので本のサイズはA5にしました。Word用の台紙は表紙用しかなく、本文用のところには分かりにくい説明文が表示されていました。「Wordはトンボの概念がなく、付けてもページを追加していくと消えてしまうので、トンボは付けなくて良い」、「Wordの場合は仕上がりサイズでデータ作成する」等々。

トンボって何? ネットで調べてやっと、印刷した紙を所定寸法に裁断するときの位置標識みたいなものだと分かりましたが、業界用語を注釈なしに使われても素人は困ります。トンボの意味はわかっても具体的にどうすればよいのかピンときませんでしたが、要はA5に入れば良いのだろうと解釈しました。

このほかにも、「ノンブルがない場合の乱丁、落丁はクレーム対象外」という文言もあります。ノンブルって何? ネットで調べるとページ番号のことだと分かりましたが、慣れない業界用語には疲れます。

A5用紙の4辺に幅5mmの裁断代をもうけ、さらに綴じ代7mmを考慮して上、左右の余白を20mm、下はページ番号を入れるため余白を30mmにしたページレイアウトで原稿データを挿入、保存したWordファイルを作成し、これをクセロPDFでpdf文書に変換しました。変換するたびにクセロのHPが開かれるのがちょっとわずらわしいですが、変換操作そのものは極めて簡単で、Word文書を開いて印刷ダイアローグでプリンタにクセロPDFを選びOKボタンをクリックするだけです。

A5 pdfファイルに変換すると当然ページ数は元のA4ファイルの場合の約2倍になります。従って本の仕様でページ数を変更しなくてはならないことになります。なお、目次を作っていなかったので追加作成しました。

問題は表紙の作成です。ダウンロードした台紙をみると四隅と上下辺中央に短い細線が数本書いてあるだけで、どうすればよいのかサッパリ分かりません。仕方なく使い方の説明書はないのかメールで問い合わせましたが、「Wordの使用法の説明書はありません」という回答で要領を得ません。Wordの使用法云々の文言からWordで作れるようになっているのだろうと考えて、それならWordの挿入メニューから表紙を構成する画像や文字を台紙に挿入する操作をすればよいはずだと気がつくのに一日かかりました。

表紙の背景画像にするものをネットで調べ、印刷に耐えうる品質の高解像度のフリー画像を見つけましたが、販売する本への使用は商用目的になるので、使用者や使用場所、使用方法の詳細を記述して使用申請する規定になっていました。申請してしばらくすると、WEBでの使用は無条件でOKだが、印刷本への使用はフリー画像提供元のホ-ムページのURL表記と完成品2冊の提供を使用許諾条件にするとの回答がきました。

URL表記は問題ありませんが、完成品2冊の製造原価は約2000円で、自分で購入して提供すると4000円の出費になるので受け入れられないと返信しました。すると、完成品の代わりに当該画像を使っている箇所のpdfファイルを送付してくれと言ってきたので、直ぐに送付したところ、使用を許可するとの回答を得ることができました。

台紙上で、挿入した背景画像の上にWordのテキストボックスでタイトルと著者名を配置し、背文字を入れ、背幅部分と裏表紙の奥付領域以外の領域に色を付けて表紙が仕上がりました。これをクセロPDFでpdfファイルに変換、保存しました。やれやれ。

これであとは、表紙と本文のpdfファイルをアップロードするだけですべて終わると思っていたら、プレビュー用の表紙と本文2ページを、JPEG形式のファイルにしたものをさらにアップロードしなければならないようになっているのです。面倒ですね。仕方がなく、表紙と本文のpdfファイルを開いて画面をキャプチャし、ビットマップソフトのペイントに貼り付け、必要部分を切り取ってビットマップ形式でファイルに保存、これをFireworksなどの画像ソフトでJPEG形式に変換してファイルを保存、アップロードという面倒な作業を経て、やっとのことで終了しました。あとはホンニナル出版からのアップロードデータの確認チェック待ちです。



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【2009/08/03 13:01】 | #[ 編集]














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