fc2ブログ
 トッド・ファインバーグ&ジョン・マラット著「意識の進化的起源」を読んだ。本書は「感覚意識」と呼ぶ原初的意識の進化的起源を探求したものである。著者は、様々な感覚を知覚し、その心的イメージ(表象、クオリア)を構築することが、原初的意識の進化の核心だと考えている。そしてカンブリア爆発で、脊椎動物の祖先がカメラ眼を獲得して外的世界の視覚イメージを構築したことが感覚意識の進化の鍵だったと主張している。

本書は哲学的アプローチ、神経生物学的アプローチ、進化的アプローチの三つを組み合わせ、各分野の知見を総動員することで、それぞれのアプローチの欠点を補い合い、原初的意識の進化について統一的な説明を試みる。
意識には外的世界の心的イメージによる外受容意識、身体感覚による内受容意識、感性による情感意識の三つがある。また、意識にはクオリア、統一性、参照性(脳内ニューロンではなく外的世界と内的身体の経験にのみ焦点を合わせる)、心的因果(非物質的な意識と物質世界の関係)の四つの側面がある。

















管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2024 個人出版コミュニティ, All rights reserved.