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 ハーバート・フーバー著「裏切られた自由(上)」を読んだ。本書は、第31代アメリカ大統領フーバーが第二次世界大戦の過程を詳細に検証したものである。他国の戦争に不干渉、中立主義であったアメリカが、どのようにして対独、対日の戦争に参戦していったかを、詳述している。

著者によれば、アメリカの参戦を推進したのは第32代大統領のルーズヴェルトであり、それまでの不干渉・中立主義をイギリス首相のチャーチルやソ連のスターリンと連携して、表面では議会や国民に対して不干渉・中立主義を装いながら、裏ではじわじわと参戦への道を模索し、軍需物資の供給から輸送船の防護、軍の派遣へとなし崩しに戦争へと突入していったということである。

特に、日本に対しては石油の禁輸やすべての進軍地からの撤退など、到底受け入れられない要求を突きつけることで日本を締め付け、対米開戦せざるを得ない状況に追い込んで、不要な戦乱を引き起こしたということである。同じ全体主義国家であるにもかかわらず、ソ連に対してはなぜかドイツや日本に対するのと違って極めて宥和的であり、ソ連の負荷を下げるための対独戦線拡大など、ソ連の勝手な要求は殆ど認めている。これが終戦後の米ソ冷戦をもたらした。ドイツとソ連を徹底的に戦わせ、両者を疲弊させておけばよかったとのだ述べている。

















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