山本一成著「人工知能はどのようにして『名人』を超えたのか」を読んだ。本書は、最強の将棋AI「ポナンザ」開発者である著者が、開発を通じて体得した機械学習の本質を解説したものである。巻末付録として、グーグルが開発した最強の囲碁AI「アルファ碁」とイ・セドル九段の対戦5局をテーマに、著者と囲碁技師とインタビュアーによる座談がある。

内容は機械学習、深層学習、強化学習の概要を、将棋AI開発経緯を背景に解説したもので、この分野にある程度知識がある人にとっては物足りないと思うが、ゲームAIの概要を知るには好適である。
AI開発者の例にもれず、著者もカーツワイルの「シンギュラリティ」を文句なしに信じているようだ。各限定分野に特化した膨大な数のAIを連結すれば、人間の脳を超える汎用AIが実現できるのではないかとのイメージを提示している。

真の汎用AIが実現したら、政治経済もAIに任せた方がよいかもしれない。権力と利得と自己保身しか目がない人間の政治家がほとんどの現状を見れば、正論だと考える。

















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