ミチオ・カク著「フューチャー・オブ・マインド―」を読みました。本書は、自然界の大きな二つの謎である宇宙と心のうち「心」にスポットを当て、多数の神経科学の専門家へのインタビューを通じて、最新の研究の成果と未来の展望を語ったものです。

第1部「心と意識」では、脳研究の歴史を概観し、MRIやPET、脳磁計などの新しい機器が、思考のメカニズムを明らかにすることを述べている。また、物理学者の視点から、動物を含めた意識の定義を提示し、意識をタイプごとに分けてランク付けを行っている。
第2部「心が物を支配する」では、記憶を記録し、心を読み、夢を録画し、念力を実現することを可能にした新しいテクノロジーであるBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)について述べている。コンピュータを介することにより、SFに出てくる超能力が実現される。

第3部「意識の変容」では、夢や薬物、精神疾患、ロボット、エイリアンにいたるまで、別の形態の意識を探っている。また、脳を制御・操縦することで、うつ病やパーキンソン病、アルツハイマー病、その他多くの病気を治せる可能性について明らかにしている。さらに、米国のBRAIN(革新的神経テクノロジーの推進による脳研究)プロジェクトと、欧州連合によるヒューマン・ブレイン・プロジェクトについて詳述している。これらは、新しい研究領域を切り開き、精神疾患の新治療法をもたらして、意識の深遠な秘密を明らかにすることが期待される。

















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