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 斉藤貴男著「安倍改憲政権の正体」を読みました。総頁わずか63頁の岩波ブックレットで直ぐに読了できるが中身は濃いです。本書は安倍政権の本質をえぐり出す好著であり大いに共感しました。政権を支持する人もそうでない人も、ぜひ一読していただきたい。電子書籍にしてもっと多数の人に読んで貰えば良いのに残念です。その代わりというわけではないが、本ブログで逐次、本書の目次に沿って内容紹介したいと思います。

1 安倍政権をどう見るか
 4月28日に執り行われた政府主催の「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」において、安倍首相ら三権の長らが揃って「テンノーヘイカッ、バンザーイ!」と万歳三唱したという。沖縄ではこの日「4.28『屈辱の日』沖縄大会」が開催され、未だに米軍基地の重荷を負わされていることに怒りを表したが、安倍政権はこれに無関心であった。また、日米安保体制の枠組み最優先の対米従属政策によるアメリカの属国化を進めながら、一方では「戦後レジームからの脱却」を唱えている。安倍が言う「戦後レジーム」は戦争を否定する日本国憲法のことのみを指すのであって、アメリカの属国であることの問題意識はない。むしろ日本の属国としての値打ちを上げることに尋常ならざる使命感を燃やし、「屈辱の日」を「主権回復の日」と言いつのり、国内の抵抗を無視して政府式典という名目で、アメリカへの忠誠心をワシントンにアピールした。

安倍政権が突き進もうとしている日本の将来像は、戦争を厭わずアメリカの世界戦略の補完機能を積極的に努めることによって、さらに可愛がっていただける国にしていくことではないか。「主権回復記念式典」は、安倍政権のエッセンスを凝縮したイベントだったと位置づけられる。アメリカの属国であり、かつ大国らしく振る舞うことのできる「衛星プチ(ポチ?)帝国」。

 安倍は昔の帝国主義時代の植民地の総督のようなもので、宗主国アメリカには頭が上がらないが、植民地および周辺国に対しては居丈高な支配者として振る舞うということでしょう。

















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