fc2ブログ
3.DTPとODP
 DTPは机上出版、つまりPCの画面上で出版物を作ることですが、技術発展に伴いPは当初のPublishingからPrepressへと意味合いが変容しています。そして、ODPと結びつくことで従来の印刷業のイメージを一新しつつあります。従来は製版、印刷、製本の各段階で専業者が介在する複雑な形態でしたが、DTP-ODPシステムによって、原稿作成と印刷・製本が直結するシンプルな形態になり、作業内容も大幅に変化しました。例えば、DTP以前のデザイナーは、文字や色を紙の上で指定するだけで良かったのですが、DTP以後ではDTP特有のノウハウだけでなく、印刷や印刷機の知識も習得しなければならなくなりました。個人出版しようとする人は、このデザイナーに対するのと同じことが要求されることになります。

 ODP印刷機はPC用のプリンタに近いので、本格的なDTPアプリケーションを使わなくても、WordやExcelなどのビジネスアプリケーションを使ってDTP出来る可能性があります。本格的なDTPアプリと比べてビジネスアプリに欠けている機能は、次のようなものと言われています。
(1)トンボが付けられない
(2)4色分版機能がない
(3)CMYKに対応していない
(4)精度が低い
(5)日本語組版機能が弱い
(6)ドキュメントサイズを自由に設定できない
(7)レイアウトの自由度が低い

 オフセット印刷の場合は上記の(1)(2)(3)は致命的と思われますが、ODP印刷機の場合これらは問題にならないし、A4やB5などの定型の印刷物を作る場合は(4)(5)(6)も問題ではありません。以前に書いたように、私がホンニナル出版のODPで作った本の原稿は、表紙の写真画像も含めてすべてWordで作り、フリーソフトでPDF変換したものです。

 今後はビジネスアプリが高機能化する一方、DTPアプリが価格や操作性の面で使いやすくなっていき、ODPアプリケーションとして統合されることが期待されます。

















管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2024 個人出版コミュニティ, All rights reserved.