fc2ブログ
 小野良太著「未来を変えるちょっとしたヒント」は、未来学の入門書として位置づけられます。
未来は多様な時間領域で、過去から現在までのような確定した一つの道ではなく、無数の未来があり得るわけで、未来のあり方を決めるのは未来イメージとそれに向けての行動であるということです。つまり、暗い未来イメージを持っていると、そのような未来が実現する可能性が大きくなるわけです。人は現状の外挿としての未来をイメージしがちですが、それでは望ましい未来を切り開くことはできません。その実現を最も望む未来イメージをビジョンと呼び、ビジョンはそれを実現するための行動の方向性を示し、人や組織を未来に対して前向きに駆り立ててくれるということです。

 特に驚くようなことが書かれているわけではないが、ともすれば現状維持に陥りがちである私には刺激的で、脳がリフレッシュされたような気分です。ただ未来学で不満なのは記述が静的モデルに基づいていることです。社会構造や機能がどのような因子の組み合わせによってどのように変動するかという、いわば社会の動的変動モデルに基づく未来予測理論が欲しいのです。

















管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2024 個人出版コミュニティ, All rights reserved.