シリーズ第3作となる林譲治著
「ファントマは哭く」
を読みました。ファーストコンタクトに成功した地球外知的生命体ストリンガーとの困難な意思疎通作業、交渉地ディノステーションでの大使ロボットによる殺人事件、地球の反AADD集団GLAによる軌道エレベータでのテロ、小惑星ファーストライトにあるストリンガー都市に対する未知の宇宙船(ファントマ)による攻撃、人工降着円盤での謎の質量増加、SEと呼ばれる超対称性粒子(ダークマター)が進化した生命体と思われる存在の活動による太陽系の危機など、スリルとサスペンスにあふれたエピソードがちりばめられ、それらが組み合わされた全体としての見知らぬ未来へと物語が展開していきます。