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今回のmain.texは次のようになります。 \documentclass[a5j,papersize]{myjsbook} % jsbook.cls のコピー \usepackage[dvipdfm]{graphicx} % png,jpg画像出力ソフト使用パッケージ \setlength{\oddsidemargin}{-0.5cm} % 奇数ページ左マージン:2.54-0.5=2.04cm \setlength{\evensidemargin}{-1.0cm} % 偶数ページ左マージン:2.54-1.0=1.54cm \setlength{\topmargin}{45pt} % 上マージン:45pt \iftombow \addtolength{\topmargin}{-1in} % トンボありの場合 \else \addtolength{\topmargin}{-1truein} % トンボなしの場合 \fi \begin{document} \title{\textbf{個人出版社への道}} % 太字タイトル \author{\textbf{戸 川 博}(著)} % 太字著者名 \date{\textbf{未 来 舎}} % 日付の代わりに太字発行所 \maketitle % タイトル作成 \thispagestyle{empty} % ページ番号を出力しない \frontmatter % ページ番号はローマ字、章番号は付けない \include{chap0a} \setcounter{page}{1} \include{chap00} % はじめに \tableofcontents % 目次を出力 \setcounter{page}{3} \include{chap0b} \mainmatter % ページ番号は算用数字。章番号を付ける \cleardoublepage \setcounter{page}{1} \include{chap01} % 第1章 なぜ個人出版社を目指すのか? \include{chap02} % 第2章 個人出版社の立ち上げ \include{chap03} % 第3章 格安出版システムを構築する \appendix % 以下は付録 \include{chap04} % 付録A Scribusの使用例 \include{chap05} % 付録B 関連サイト \backmatter % 章番号を付けない \include{chap06} % 後書き \include{chap07} % 奥付 \end{document}
前回までと違うのは(1)ドキュメントクラスに日本語横書きのjsbookを使っていること、(2)画像出力ソフト使用パッケージを指定していること、(3)タイトル作成に標準様式を使い日付の指定を発行元で代替したこと、(4)奇・偶ページの左右余白を調整するためのダミーページを入れたこと、(5)ページ番号調整コマンドsetcounter{page}{ }を使ったこと、(6)付録と前書き、後書きを入れたこと、(7)奥付を2段横書きにし、下段をpicture環境にして上下二重線で挟んだことなどです。
今回は横書き標準のopenrightのままとしたためか最初とタイトル、前書き、目次および各章の後に余分な2ページが表示されるので、上記(4)(5)で調整せざるを得ませんでした。良かったのは前回の日本語縦書きではうまく機能しなかったdocumentoclassのオプションpapersizeが機能し、PDF出力画面の用紙サイズが指定のA5になっていたことです。タイトル作成ではdateに発行元を入れても問題なく表示されるのにはちょっと驚きました。タイトル、著者名、発行元の配置は前回と同様に、クラスファイルのmaketitleのTeX文を修正しました。
付録はファイルの書き出しをchapter{何々}としておくと、目次や付録タイトルに「付録A何々」と表示されるし、付録中の図にも「図A.25 ○○」と表示されます。2つ目の付録に関連サイト一覧をつけたのですが、コンパイルするとURLの表記の所でエラーが頻発しました。予約後や特殊記号ではないのにエラーになる原因は不明ですが、面倒なので表記のままを指定するコマンドを使ってverb|URL|とするとエラーはなくなりました。また、長いTeX文をそのままの形で出力したい場合、TeX文全体をbegin{verbatim}とend{verbatim}で挟みました。
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