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適菜収著「国賊論」を読んだ。「国賊」とは、辞典によれば「国を乱し、世に害を与える者、国家に仇する者。国敵」とある。安倍晋三は、国を乱し、世に害を与えてきた。文字どうり、定義どうりの国賊である。

安保法制騒動では憲法破壊に手を染め、北方領土の主権を棚上げし、不平等条約締結に邁進。国の形を変えてしまう移民政策を嘘とデマで押し通し、森友事件における財務省の公文書改竄、南スーダンPKOにおける防衛省の日報隠蔽、裁量労働制における厚生労働省のデータ捏造など、一連の「安倍事件」で国の信頼性を完全に破壊した。

安倍は、水道事業の民営化や放送局の外資規制の撤廃をもくろみ、皇室に嫌がらせを続け、「桜を見る会」問題では徹底的に証拠隠滅を図った。

要するに悪党が総理大臣をやっていたのだ。この究極の売国奴・国賊を支えてきたのが産経新聞をはじめとする安倍礼賛メディアであり、カルトや政商、「保守」を自称する言論人だった。「桜を見る会」には、統一教会の関係者、悪徳マルチ商法の「ジャパンライフ」会長、反社会的勢力のメンバー、半グレ組織のトップらが呼ばれていたが、そこには安倍とその周辺による国家の私物化が象徴的に表れていた。

安倍は「私は立法府の長」と国会で4回も言ったバカなので今に始まった話ではないが、自分の役職や権能すら理解していない。
バカがバカを支持すれば、当然バカな国になる。これは「第二の敗戦」だ。結局、日本人は先の大戦で何も学ばなかったのだ。危機を感知する能力を失った。そして戦後の対米追従と平和ボケの中で、過去の亡霊の復活を許してしまった。

なぜ究極の無能が担ぎ上げられ、日本が三流国家に転落していったのか?本書ではその背景を明らかにしていく。

日本も広告会社によるマーケティングとプロパガンダで政治が動いている。その背景にはニヒリズムがある。議論によって相手を説得し、合意形成を目指すよりも、社会に一定の割合で存在するバカの動向をマーケティングで探り、プロパガンダにより「ふわっとした民意」をすくい上げたほうが手っ取り早いと考える連中が、政権中枢にもぐりこんだ。

これを露骨にやったのが小泉政権におけるB層(構造改革に肯定的なバカ)戦略だった。騙すバカと騙されるバカの自転車操業。こうして平成の30年間にわたる政治の劣化と制度破壊の成れの果てが安倍政権だった。

人間は理解できないことや自分の世界観に合致しない事実を提示されると、自分を守るために事実のほうを歪めていく(認知的不協和)。一貫しない二つの認知があると人間は不快になる。特に自尊心が脅威にさらされると、歪曲、否認、自己説得が行われる。
多くの日本人が政治に対してシニカルな態度を取るようになったとき、心理学から動物行動学までのあらゆる知見が悪用され、人間を傷つけ始めた。

過去の悪霊と戦うためにはどうすればいいのか?まずは「過去の悪霊と戦ってきた人々」に学ぶことである。それは哲学や思想、歴史という形で残されている。狂気の時代において正気を維持するにためは、努力が必要な時代である。


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