アナリー・ニューイッツ著「次の大量絶滅を人類はどう超えるか:」を読みました。45億年の地球の歴史の中で過去5回の大量絶滅があったが、今まさに6度目の大量絶滅が進行中だということです。本書は、自然災害だけでなく疫病や飢饉などについても、その原因と対策を検証するとともに、絶滅を逃れ生き延びた生物の秘訣を「離散」し、「適応」し、「記憶」したことにあると要約しています。

具体的には、大都市を地球の生態系に適応させて、食料の供給と居住可能な気候が維持できるようにする、地球全体を作り替えるテラフォーミング、地球外居住、全人類の脳を巨大なスパコン上にアップロードするなどです。

 これまで絶滅してきた生物と違って、人類は絶滅の要因と対策を認識できるから、絶滅を逃れて生き延びる可能性はあると考えます。人類の歴史を100万年として、コペルニクス原理から少なくともあと100万年は生きるとすると、その時の人類は現在とは似て非なるものになっているかもしれません。何をもって人類というべきなのでしょうか? 

 出版労連(大谷充委員長、4500人)は7月10日に東京都内で定期大会を開き、産別統一スト権として「言論・出版・表現の自由を守り、憲法改悪に反対するストライキ権」を、賛成多数で確立した。スト権を巡る議論では、「若者がアレルギーを持ってしまうかもしれない。丁寧な説明を」などの意見もあったが、執行部は「産業を守る意味でも、表現の自由が脅かされかねない安保法案や憲法改正に反対する」などと訴え、賛同を得た。

 スト権は今後、出版労連に加盟する組合ごとに批准の手続きを取り、行使できるようにする。本部が全体でのストや指名ストなど方針を示し、抗議活動などに参加する。労連の平川修一副委員長は「経営者に打撃を与えるのが目的のストではないことが理解してもらえた。経営者も反対の意思表示に加わってほしい」と話す。

 松尾豊著「人工知能は人間を超えるか」を読みました。本書は、第3次ブームを迎えたAI研究の現状と今後の展開について解説したものです。前半は第1次と第2次ブームでのAI研究の盛衰と、第3次ブームの発端になった機械学習、特にディープラーニングと呼ばれる特徴表現学習について解説しています。後半はディープラーニングからのさらなる技術発展と、産業・社会への影響と戦略について展望しています。

ディープラーニングは、これまでの機械学習でネックになっていた特徴量設計を、人間ではなく機械が行うのです。画像などの大量のデータから学習することによって、特徴表現をコンピュータが自ら作り出すというものです。具体的には、1段が3階層のニューラルネットワークにおいて、入力と出力を同じにする自己符号化器によって、1段目の隠れ層に入力データの特徴を表現するものが自然に生成される。次に1段目の隠れ層を2段目の入力および出力(正解データ)として、コンピュータに学習させる。これを何段にも重ねていくことで、入力データの特徴表現が高次に抽象化されたもの、いわば概念を表わすようになる。つまり、人間が学習によって世界の事物についての概念を獲得するのと同様のプロセスを実現したことになる。

AIがインターネットから膨大な情報を自動的に取り込んで日夜学習したり、人型ロボットの人工脳として組み込まれ、外界との相互作用から世界認識をするようになったら、将来は知能面で人間を超えるかもしれません。政治も独裁的な政治家よりもAIに任せた方が公平で合理的かもしれませんね。


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