ジム・ホルト著「世界はなぜ『ある』のか?」を読みました。ライプニッツが提起した「存在の謎」-なぜ「何もない」のではなく、「何かがある」のか?-に取りつかれた著者が、答えを求めて著名な哲学者、物理学者、神学者、文学者との対話を重ね、謎の核心に迫っていきます。対話を通じて得たいずれの答えにも今一つ満足できない著者は、有望そうなそれらの一つを論理的に展開し、自分なりの答えを見出します。深遠なテーマの割に文章はわかりやすく明快で、知的な探検を楽しめます。

 第一原因として神を持ち出す神学者や哲学者の答えには、無神論者の私は興味が持てませんが、量子揺らぎによる無からの創生、インフレーション、ビッグバン、多宇宙説などの物理学的説明は納得できます。しかし、著者はこれでは満足できず、哲学者パーフィットのセレクター概念を拡張した論理的考察により、最終的な答えを得たと述べている。

 矢野経済研究所は10日、国内電子書籍市場に関する調査結果を発表。2013年度の電子書籍市場規模は、小売価格ベースで前年度比19.7%増の850億円。コンテンツ分野別にみると、コミック分野で650億円、読み物(小説・文学、ビジネス書、実用書など)分野で160億円、雑誌分野で40億円。
 2014年度の市場規模は、引き続き2桁成長が続き、前年度比23.5%増の1,050億円となる見込み。コミック分野の過去作品の電子化が一巡することで、市場の伸び率は鈍化していく可能性があるものの、小説・文学などの読み物分野においては少しずつ電子化される作品も増えていることから、2017年度には1,910億円と拡大基調が予測されている。


 日本出版者協議会が、電子書籍への再販適用を公正取引委員会に求めていた件で、公取委は8月25日、従来通り電子書籍は再販の対象外とする見解を示した。公取委経済取引局取引部取引企画課の山田卓課長補佐が、出版協の水野久副会長に口頭で回答した。
出版協は回答への不満を表明したが、公取委は「要望があることは認識したが、現時点で従来通りの考え方を見直すものではない」とした。



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