矢野経済研究所は10日、
国内電子書籍市場に関する調査結果を発表。2013年度の電子書籍市場規模は、小売価格ベースで前年度比19.7%増の850億円。コンテンツ分野別にみると、コミック分野で650億円、読み物(小説・文学、ビジネス書、実用書など)分野で160億円、雑誌分野で40億円。
2014年度の市場規模は、引き続き2桁成長が続き、前年度比23.5%増の1,050億円となる見込み。コミック分野の過去作品の電子化が一巡することで、市場の伸び率は鈍化していく可能性があるものの、小説・文学などの読み物分野においては少しずつ電子化される作品も増えていることから、2017年度には1,910億円と拡大基調が予測されている。