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 アラン・ワイズマン著「滅亡へのカウントダウン」―人口大爆発とわれわれの未来―を読みました。世界の人口が21世紀末には100億を突破する可能性があり、そうなれば、地球は人間の活動による環境異変の重荷に耐えられず、自然は壊滅的な打撃を受け、人類は悲惨な末路をたどることになるから、人口を減らすための対策を実行しなければならないということです。本書は人口増加や環境破壊に対処すべく奮闘する人々の活動を紹介しています。

 有限の惑星である地球で無限に増え続けることができないのは、誰が考えても自明のことであるにもかかわらず、当面の目先のことには必死で取り組むが、未来のことはなおざりにするのが普通の人間というもので、滅亡は避けられないのかも知れません。地球が有限であることを忘れて、いつまでも経済成長し続ける政策を至上とする政治家や企業経営者、経済学者が大多数であることからみて、希望はないような気がします。

皓星社は8月1日から、全既刊書の帯にシールを貼り出荷している。同社は安倍政権が、閣議決定による解釈改憲をはじめ、すべての政策において民主主義、立憲政治の常道を逸脱しているとし、抗議の意思を表明するため。シールには竹久夢二の日露戦争批判の挿絵および日本国憲法前文の抜粋、山中光茂松阪市長の解釈改憲批判を記し、再剥離できれいにはがすこともできる。新刊の帯には同様の趣旨の文言を印刷するという。

 立派な出版社だ。みんなで応援しよう。


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