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 建林他2著「比較政治制度論」を読みました。本書は、「新制度論」と呼ばれる政治制度に関する一連の研究蓄積を紹介するとともに、政治現象を因果関係によって捉える社会科学的手法に基づいて、政治制度がどのような政治的、経済的結果をもたらすかを論じ、歴史的および国際的比較の中で日本を位置づけ、制度と帰結の因果関係の中で理論的に日本を語る視座を提示しています。

 具体的には、比較政治学および制度論についての理論的解説、政治制度としての選挙制度、執政制度、政党制度、議会制度、官僚制、司法制度、中央銀行制度、中央・地方関係制度およびそれらの相互作用によってどのような帰結がもたらされるのかを詳述しています。万人にとって理想的な政治制度を提示するものではないが、それぞれの政治制度が現在の形になっている理由、それが何をもたらしているのか、改革すればどのような変化が生じるのかを語りうるようになっています。

 本書は現存する政治制度の枠内での論述であり、民意を最大限反映させる最適な政治制度を構築するにはどうすれば良いのか、その方向性すら見いだせません。間接民主制に基づく現存の政治制度では限界があると思います。


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