カヤック、自分の専門知識や体験を電子出版できる「Paberish」
 カヤックは26日、個人が自分の専門知識や体験を「スクロールブック」(デジタルミニブック)としてまとめて、専用ストアで出版できるサービス「Paberish(ペイバリッシュ)」の提供を開始した。

 Paberishは、自分が出版したい情報をウェブ上で編集し、できあがったスクロールブックを専用のiPhoneアプリを通じて販売できるサービス。出版用のサイトにはFacebookアカウントでログインする形で、初めて出版する際には10人の読者から「読みたい!」という意思表示を集める必要がある。

 作成したスクロールブックは価格を決定して申請すると、2~7日程度のAppleによる審査期間を経て、Paberishで販売が開始される。価格設定は85円から可能。販売価格の40%が作者の報酬となり、合計が2000円を超えると受け取りが可能になる。

 Paberishでは現在、川田十夢氏(AR3兄弟長男)、栗原一貴氏(2012年イグノーベル賞受賞)、 野口尚子氏(印刷の余白Lab.)、安田佳生氏(境目研究家)のスクロールブックを販売中。

 カヤックでは今後、より専門的な知識や技術を発信していくため、教育機関や専門機関、専門媒体との提携を検討する。また、HTML形式やEPUB形式などのインポート/エスクポート機能を実装し、Amazon KindleダイレクトパブリッシングやKobo Writing Lifeなど他の電子書籍出版サービスとの同時出版を可能にするとしている。

 SF「未来の影」に続いて、「日本語縦書きKindle本の作成手順」をKindle本として出版しました。「未来の影」を日本語縦書きのKindle本にしたときの手順を詳しく記述しましたので、関心がある方はご参照ください。

 飯尾 潤著「日本の統治構造」を読みました。議会、内閣、首相、政治家、官僚、政党など議院内閣制の基盤を通し、その歴史的・国際的比較から、日本の統治構造を明らかにするとともに、日本の政治制度の具体的な問題点、改革の方向性と課題を検討したものです。

 筆者は真の議院内閣制の確立を重視しており、改善されてきたとはいえ未だ十分ではないと認識しています。今後の課題として二院制の問題、官僚制の再建、司法の活性化、国家主権の融解をあげています。二院制の問題とは、衆参両院が対等に近いため、立法機能が不全になる危険性があり、議院内閣制が貫徹しないということ。官僚制の再建とは、行政府を専門的知識、党派中立的判断、安定した組織運営によって下支えする機能が必要ということ。司法の活性化とは、政治改革の裏表となる司法改革ということ。国家主権の融解とは、グローバリゼーション、地方分権、官民境界線の曖昧化、価値観の多様化による主権国家体系の融解ということです。

 上記のような様々な課題を解くために、筆者は、健全な政党政治に支えられた議院内閣制の確立が必要と述べており、政党への期待を表明しています。しかしながら、日本の政党の現状からみて筆者が期待するような政党が発現するとはとうてい思えません。また、人民の政治への参加にしても、数年に一度の選挙で投票するだけでは、民意が政策に反映されることはないでしょう。だからこそ政治に窒息感があるのでしょう。もう間接民主制ではどうしようもないような気がします。直接民主制にも問題点はあるが、少なくとも民意による政策決定は実現するのではないでしょうか?ただ、現状では賛成する議員はいないでしょうが・・・。

 アマゾンKindleダイレクト・パブリッシング(KDP)に挑戦しました。未来舎から印刷本として出版、アマゾンで委託販売していたSF「未来の影」を、KDPシステムにより電子書籍Kindle本として出版しました。原本は、Word版、TeX版、PDF版の3種類がありましたが、扱いやすいと思われるWord版を使うことにしました。

出版までの手順は、KDPでアカウント設定-本の詳細情報を入力し、コンテンツをアップロード-本をプレビューし確認-本の権利と価格情報を入力-本を保存して出版-本の審査-Kindleストアで販売となりますが、本にするコンテンツが規程どおり準備されていれば操作そのものは簡単です。コンテンツのアップロード可能なファイル形式は、Word、HTML、ePub、XMDFです。

本の作成手順は次の通りです。今回のSF「未来の影」は文字だけで図表や画像を含んでいません。まず、横書き形式のWord原稿(本文)を通常の.doc形式で保存します。Wordメニューから「挿入」-「改ページ」を選択して、各章の末尾に改ページを入力します。次にタイトルと著者名を表示した表紙を作成して本文の前ページに配置し、改ページを入力します。続いて目次を作り改ページを入力、本文の後ろに著書目録などの追加情報を配置します。Wordによる目次作成方法については別途説明書があります。

 本のレイアウトが作成できたら、WordファイルをWebページ(フィルタ後) (*HTM、*HTML) 形式で保存します。横書き形式の本なら保存したファイルをアップロードし、別途、表紙画像(JPEG)を追加アップロードすれば良いのですが、日本語縦書き形式の本にするためには、そのように表示させるためのCSSファイルを作成し、保存したHTMLファイルとリンクさせる必要があります。また、縦書き文の中で一箇所だけ英数字を横書きで表示するいわゆる縦中横を実現するには、当該文字の前後をHTMLタグで挟む必要があります。そしてHTMLファイルとCSSファイルを一つのZIPファイルに圧縮してアップロードする必要があります。

 Kindle本としての出来映えを確認するには、アップロードして変換されたmobiファイルを見ても良いのですが、今回はアップロード前のHTMLファイルを、アマゾンが提供しているコマンドラインツール"KindleGen"でmobiファイルに変換し、それをKindleプレビューツール"Kindle Previewer"で開くことで確認しました。

 あとは「出版権の確認」「価格とロイヤリティ情報の入力」などの操作後、「保存して出版」をクリックしてKindleストアに本を提出すると、アマゾンの審査を経て約48時間でオンライン販売されます。


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