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誰でも電子書籍を作れるiPadアプリ
 英Red Jumper Studio社の『iPad』アプリ『Book Creator』(7ドル)は、電子書籍をiPadで手軽に制作し、『iBooks』で読んだり『iBookstore』で販売したりできる形で出力することができる。iPadのライブラリから写真を取り込み、ボックスにテキストを入力する。これらのオブジェクトはすべてサイズの変更が可能であり、自動で表示されるガイドラインを使って簡単に位置を決めることができる。オブジェクトは重ねることができ、移動も簡単。出来上がった電子書籍は、iBooksで開けるほか、『Dropbox』に送ってそこから友人や子どもにメールすることもできる。米Apple社の技術要件をすべて満たしているので、iBookstoreへの提出も可能。

三省堂書店、1ページ10円からの自費出版ウェブサービス
 三省堂書店は26日、ウェブサイト経由で自費出版の注文を行ったり、電子書籍として公開できるサービス「自分の本プログラム」を開始。ライブネオが提供する文書共有サービス「libura(ライブラ)」をインフラとして活用し、ウェブサイト上で自分の本の完成イメージを確認した上で発注できる。印刷された本は電子書籍として、「自分の本プログラム」の「みんなの本コーナー」やライブラ、自分のブログやホームページに掲載することも可能。

 料金は基本手数料が1000円のほか、1ページあたりの印刷代が印刷部数1~30冊で10円、31~99冊で9円、100冊以上で8円(価格はすべて税別)。追加印刷の場合は基本手数料は無料。例えば、200ページの書籍を20冊注文する場合は合計6万1000円となる。製本サイズはA6判、四六判、B6判、A5判、B5判の中から選べる。

パブー、ブログを電子書籍化できるインポート機能を提供
 電子書籍作成販売プラットフォーム「パブー」は21日、ブログ記事を電子書籍化できるブログインポート機能の提供を開始。利用は無料。ブログサービスからMovable Type形式で記事データをダウンロードし、そのデータを「パブー」の管理画面からインポートすれば、ブログ記事が自動的に電子書籍の原稿として挿入され、電子書籍が完成する仕組み。

 記事の表示順序を自由に入れ替えられるため、表示順序・文章・写真を再編集できる。無料公開だけでなく有料で販売することも可能。インポート機能を利用できる主なブログは、JUGEM/ヤプログ!/ウェブリブログ/ココログ/忍者ブログ/はてなダイアリー/FC2ブログ/gooブログ/livedoor Blog/TypePad。

1.全出版物のデジタル化を目指す「出版デジタル機構」、出版20社が共同設立
 講談社、集英社、小学館など出版社20社は15日、出版物のデジタル化を推進するための新会社「出版デジタル機構(仮称)」の設立に合意したと発表。冬にも新会社としての設立を目指し、国内の出版社の参加を広く募っていく。参加出版社は、インプレスホールディングス、勁草書房、講談社、光文社、集英社、小学館、新潮社、筑摩書房、東京大学出版会、東京電機大学出版局、版元ドットコム(代表:ポット出版・ほか6社)、文藝春秋、平凡社、有斐閣の20社。

 基本的な業務内容は、参加出版社の出版物デジタルデータの保管業務や、対図書館ビジネスの代行、国立国会図書館が電子化を行った雑誌・書籍の民間活用、各電子書店・プラットフォーマーに向けての配信業務の支援、各社の希望に応じて出版物の電子化を行うことなど。また、各社の著作権者への収益分配を支援するとともに、電子出版物に関する検討事項を討議し、解決する場を提供することも挙げている。

2.電子出版ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」日本で提供開始
 アドビシステムズは15日、電子出版ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite 」について、日本での提供を開始したと発表。アドビのDTPソフト「InDesign CS5.5/CS5」と統合されており、InDesignで作成した出版物データにインタラクティブ機能を追加した上で、電子書籍やデジタルマガジンとして発行・販売できる。タブレット端末やデスクトップ用のビューアーや、制作した電子出版ファイルの管理、配信、決済、効果測定などのサービスも含まれている。

 提供を開始したのは、標準的なエディションとなる「プロフェッショナル版」。参考価格は、プラットフォーム利用費が年間60万円、サービス費用が年間発行予定部数に応じて2万5000ダウンロードまでで62万5000円、25万ダウンロードまでで425万円、50万ダウンロードまでで700万円(いずれも税別)。

 アンテナハウスは、「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス(CAS-UB)」の正式サービスを9月1日より開始したと発表。ウェブブラウザーを使ってインターネット経由で書籍を編集し、商業レベルの印刷用PDFと高品質EPUBを同時に作成できるという。

 料金は、個人・グループ向けサービス(5ユーザー)が半年間14万7000円または年間26万2500円、出版社・企業・諸団体向けサービス(10ユーザー)が半年間39万9000円または年間73万5000円。データ保存容量は、いずれも1ユーザーあたり5GBまで。


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