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 ネット記事によると、ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社は、電子書籍配信事業に関する事業企画会社を7月1日をめどに設立するという。書籍・コミック・雑誌・新聞などを対象とした、デジタルコンテンツ向けの共通配信プラットフォームを構築・運営する事業会社への移行と、年内のサービス開始を目指す。

 事業会社では、出版・新聞コンテンツの収集、電子化、管理、販売、プロモーションを手がけ、必要なシステムの企画、開発、構築、提供を行う予定。米Sony Electronicsは、現在欧米で展開している電子書籍端末の日本市場への参入と年内の商品発売を予定しているという。

 今年は電子書籍流通のターニングポイントになりそうです。

 ネット記事によると、講談社は京極夏彦の新刊「死ねばいいのに」を、iPadやiPhone、携帯電話、パソコンで読める電子書籍として販売すると発表。国内の大手出版社が、新刊を電子書籍端末で売るのは初めて。紙の本の約半額でアップルストアにて販売し、販売価格の30%がアップル社に、10%以上が著者に入る。

講談社の狙いは、価格決定の主導権を日本の出版社が握ること、さらに自社で出版した作品の電子書籍化の許諾権を得るため、著作者への働きかけを強めることなど。電子書籍の市場規模は5年後に国内出版物の売り上げの1割にあたる2千億円ほどになると見込み、人気作家を中心とした作品の投入を加速させるという。

これで他の出版社も続いて参入すると予想され、電子書籍出版の流れが大きく加速しそうです。

シリーズ第3作となる林譲治著「ファントマは哭く」を読みました。ファーストコンタクトに成功した地球外知的生命体ストリンガーとの困難な意思疎通作業、交渉地ディノステーションでの大使ロボットによる殺人事件、地球の反AADD集団GLAによる軌道エレベータでのテロ、小惑星ファーストライトにあるストリンガー都市に対する未知の宇宙船(ファントマ)による攻撃、人工降着円盤での謎の質量増加、SEと呼ばれる超対称性粒子(ダークマター)が進化した生命体と思われる存在の活動による太陽系の危機など、スリルとサスペンスにあふれたエピソードがちりばめられ、それらが組み合わされた全体としての見知らぬ未来へと物語が展開していきます。


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