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 ネット記事によると、1月に民事再生法の適用を申請した中堅出版社の草思社は17日、再建に向けての支援企業が自費出版大手の文芸社に決まったと発表したそうです。草思社は文芸社の100%子会社になるが、社名の変更はなく、既刊書はすべて従来通り販売、出版活動の独自性を尊重することにも合意したという。22日に再生計画を東京地裁に提出し、順調なら7月ごろに新体制となる見込み。

 中堅とはいえレッキとした出版社に対する再生支援企業として、自費出版会社しか現れなかったとは何か頷けない気がします。出版社はもう少し助け合う精神が残っている世界だと思っていましたが、出版不況はそんなものにかまっていられないほど厳しいということなんでしょうか?文芸社は倒産した自費出版会社・新風舎の事業譲渡も受けており、両方とも適正な軌道にのせられるのか不安です。

 ネット記事によると、アマゾンは今年後半から「なか見!検索」の登録、検索システムを改良するという。これまで登録は1冊の全データ提供を条件としていたが、表紙・目次・本文冒頭6ページのサンプル部分だけを提供する「限定登録」も可能とする。同時に、検索キーワードが本文からもヒットするものにリニューアルする。これで登録数の拡大および、「なか見!検索」本の優位性を狙うようです。

 ネット記事によると、日本書籍出版協会は4月23日~5月12日の「こどもの読書週間」の期間を中心に6月23日まで、インターネット上で書籍を定価の半額で販売する「謝恩価格本ネット販売フェア(第10回)」を開く。今回は過去最多の113社の約1500点が購入できる。児童書を購入した読者には、声優の小原乃梨子さんの朗読CDがプレゼントされるという。

 ネット記事によると、教科書出版大手の大阪書籍は10日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請したという。少子化による教科書売り上げの伸び悩み、他社との競合、原材料費の高騰が収益を圧迫、不動産事業への進出失敗で行き詰まったとのこと。負債総額は66億2700万円。教科書会社の倒産は珍しい。

 また、別記事によると、写真集や統計データ集を出版するアーカイブス出版は7日、東京地裁に民事再生の適用申請し、同日付で保全命令を受けたという。負債総額は9000万円。同社は2007年1月に創業。出版計画が順調にいかず、点数が少ないため取次会社からの入金も少なく、資金繰りに行き詰ったという。

 それにしても出版社の倒産は歯止めがかからないようで、このままではいずれ出版文化の崩壊という最悪のシナリオが現実のものになりそうです。

 ネット記事によると、オリコンが全国1554の書店の週間売り上げランキングを売り上げ部数付で配信開始したという。対象は一般書籍、コミック、文庫、新書、ビジネス書の5項目。3月24~30日分を集計した第1回は、一般書籍「BOOKランキング」1位が『モンスターハンターポータブル2nd G PSP版 グレードアップブック』(集英社)の7万8947冊、2位は『B型自分の説明書』(文芸社)の3万4635冊。ランキングの詳細はこちら。

≪おもなデータ提供書店≫旭屋書店、アニメイト、紀伊國屋書店、くまざわ書店、コミックとらのあな、三省堂書店、三洋堂書店、セブンアンドワイ、TSUTAYA、明屋書店、フタバ図書、丸善、未来屋書店、八重洲ブックセンター本店、有隣堂、リブロ、WonderGOOほか。


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