ネット記事によると、1月に民事再生法の適用を申請した中堅出版社の草思社は17日、再建に向けての支援企業が自費出版大手の文芸社に決まったと発表したそうです。草思社は文芸社の100%子会社になるが、社名の変更はなく、既刊書はすべて従来通り販売、出版活動の独自性を尊重することにも合意したという。22日に
再生計画を東京地裁に提出し、順調なら7月ごろに新体制となる見込み。
中堅とはいえレッキとした出版社に対する再生支援企業として、自費出版会社しか現れなかったとは何か頷けない気がします。出版社はもう少し助け合う精神が残っている世界だと思っていましたが、出版不況はそんなものにかまっていられないほど厳しいということなんでしょうか?文芸社は倒産した自費出版会社・新風舎の事業譲渡も受けており、両方とも適正な軌道にのせられるのか不安です。