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 まだだろうなと思いながらAmazon.co.jpの書籍サイトで検索してみると、なんとすでにSF「未来の影」「超神記」が掲載されていたのです。Amzon e託販売サービスは徹底的に機械化されていて、殆ど人間の手が触れないシステムになっているようで、掲載作業が完了しても特に不具合がなければ何も連絡してこないのです。こちらがチェックしないと何時完了したのかもわかりません。

 こちらからアップロードした画像およびテキストファイルは、すべて順調に表示されていたので安心しました。未来舎サイトの「未来舎の本」のページに、Amazon e託販売サービス加入により、リンク先のAmazon.co.jpの書籍サイトで未来舎の本が購入できる旨を記述しました。これで個人出版社への道は一段落したので、次の作品の執筆にかかることにします。一つはこのブログを集大成した実用書「個人出版社への道」、もう一つはSF短編集を計画しています。

 AmazonからSF「未来の影」、「超神記」各1点の納入依頼メールがきて、早速e託販売商品集荷サービスの佐川急便の営業所に電話して集荷を依頼しました。本は新聞紙で包み、配送伝票と納品書をAmazonのサイトからダウンロード、印刷して、昼ごろ商品を受け取りに来た集荷人に本及び集荷伝票と一緒に渡しました。本2冊で包装というのも大げさなので、営業所で佐川の配達パックに入れてもらうことで代用しました。

 次にコンテンツデータをAmazonサイトにアップロードすることにしました。先ず、著者及び出版社による内容紹介、出版社コメント、著者コメント、著者紹介、本文抜粋とテキスト部分に取りかかりましたが、すべて一人でやらなければならないので結構時間がかかりました。それから画像に取りかかりましたが、表紙1、裏表紙1、本文8のすべて画像形式はJPEGかTIFFと指定されているので、本文はPDFからの画像変換に手間取り、ファイル名称の付け方も規定どおりにするのに時間がかかりました。表紙と裏表紙のファイルは規定どおり本をスキャナーにかけて作成しました。

 ファイル数は合計20になったので、規定通りZIP形式で圧縮してアップロードしました。エラーも出ずすべて順調にアップロードできました。これでAmazonから特にクレームが来なければ10日くらいで、Amazonサイト上に表示され、販売できるようになるはずです。まあ、Amazonサイトで実際に検索して本を購入してくれるかどうかは別ですが・・・。

 SF「未来の影」、「超神記」の各3部計6冊の製本がやっと終わり、早速Amazon e託販売サービスに商品登録しました。また日本書籍出版協会の「データベース日本書籍総目録」の既刊ページにも登録しました。10日位したらAmazonから納入依頼が来ることになっていますが、最初は1点だけで売り上げ実績に基づき受託点数が増えるとのことです。売り上げはあまり期待できませんが、一応これまでの活動が一段落するということでほっとしています。

 あと、スリップと呼ばれる売上伝票のようなものがありますが、取次会社を通さない場合は、商品の総額表示伝票としての栞で代替できるということなので、短冊状の栞を各3部計6枚作成しました。また、登録商品の画像は、Amazonから納入依頼が来てからアップロードするつもりです。

 今回の書籍製作費用を計算してみると、6冊分で書籍用紙が2214円、表紙が630円、表紙カバーが660円で合計3504円だから、1冊当たり584円になります。書籍製作費は定価の4分の1くらいに抑えるべきと言われているので、人件費を考えなければなんとか許容範囲内に入っているようです。

 製本担当の配偶者が実家から帰ってきたので製本作業に取りかかり、SF「未来の影」と「超神記」の本体、見返し(色画用紙)、しおり、表紙(文字のみ)を一体化したものを各3部計6冊作りました。今回は表紙に180Kと厚めの上質紙を使ったため、製本技術として改良すべき部分がでてきました。つまり、表紙を折り曲げてコの字型の背の部分を作る手順として、表紙を本体に接着する前に竹ベラなどでコの字型の片方だけ折り目を付けて折り曲げ、本体に接着後もう片方に折り目を付けて折り曲げて、コの字型の背を完成させる方法に変えることで、折り曲げ線がきちんとした直線になり仕上がりが綺麗だということです。なお、コの字型の両方に折り目を付けて折り曲げてから本体の背部(接着剤あり)に加熱接着させると、加熱で表紙が伸びてコの字型の背部が変形し、本体との間に隙間ができるので推奨できません。

 また、用紙が厚いためアイロンの熱が接着剤に伝わりにくく、背の天地部分で表紙が本体に接着しない場合がありますが、何度もアイロン加熱を行うと表紙が熱伸びで変形し位置寸法がずれてくるので、できるだけ1回の加熱で接着するように、アイロンの押当て圧と時間を調整する必要があります。さらに、背の天地部分など表紙が本体に接着しない場所を、アイロン加熱後局部的に加圧すると局部変形を生じて仕上がりが汚くなることがわかりました。表紙の所定サイズへの裁断は、物差し、カッターナイフ、A4裁断機を使って行いましたが、直角度を出すのが結構難しく微妙に形状寸法がずれるので、A3サイズまで扱える裁断機を購入した方が良いかも知れません。

 後は1日くらい6冊全部を製本機で加圧固定し、表紙と見返しを接着、表紙カバー(厚さ130K、画像、文字、バーコードあり)を所定寸法に裁断して表紙に巻き付けるだけです。


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