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 2,000円のキャッシュバックがあるAmazonクレジットカードのアカウントが表示されないという不具合が、依然として解消されないのでカード会社に問い合わせたところ、自動登録手続きは完了しているので、Web上の表示はAmazon.co.jpの責任範囲だという回答でした。Amazonのカスタマーサービスにメールで問い合わせたところ、登録メールアドレスとパスワードの組合せで複数のアカウントになっており、別のアカウントにはAmazonクレジットカードが登録されていることを確認したので再試行して欲しいとのメール回答が来ました。

 早速、色々試してみましたがどうしてもAmazonクレジットカードが登録されているアカウントが見つからなかったので、やむなくカスタマーサービスに電話で問い合わせましたが、申し出たアカウントの名前でAmazonクレジットカード登録に対応したものはないとのことで、それがないと本人確認できないのでパスワードを教えられないというのです。あれこれやりとりしましたが、結局カード会社からカードがくるのを待って、既存のアカウントを使ってそのカード番号を入力して支払うしかないということになりました。

 電話を切ってから考えてみましたが、いつも使うアカウント名は複数といっても限られているので対応したものがないというのはどう考えてもおかしいのです。Amazon.co.jpにアクセスして複数のアカウントを試していたとき、長男と私のメールアドレスが同じでパスワードが似ていることを思いだし、ひょっとすると、とひらめいて長男のアカウントの支払い方法のページを開いてみると、なんとそこにAmazonクレジットカードが登録されているではありませんか!要するに私がAmazonクレジットカードのアカウント登録の時、パスワードを間違えて長男のパスワードを入力してしまったことに気づかなかったというお粗末な顛末。やっとスッキリしたので、AmazonクレジットカードでAmazonのe託販売の年間会費とe託集荷サービス(30回分)を合わせた19,500円を払みました。やれやれ情けない。

 日本書籍出版協会の「データベース日本書籍総目録」への登録を、Webから行うためのIDとパスワードがきたので、刊行予定のページにSF「未来の影」「超神記」を登録しました。製本が終わって発行した時点で既刊のページに再度登録する必要があるのでしょうが、入手可能になった国内発行の書籍は、出版社提供の書籍情報に基づく書籍検索サイトBooks.or.jpで検索できるようになるということです。

 Amazonのe託販売の年間会費とe託集荷サービス(30回分)を合わせた19,500円を払い込もうとしたら、Amazonクレジットカードに入会すると2,000円のキャッシュバックがあるというキャンペーン表示が出たので、かなりの時間をかけて所定事項を入力し、審査承認されて仮カード番号もきたのですが、商品をカートに入れてレジに進んでも支払い方法のところに新規支払い方法の表示がなく、従来のクレジットカードで支払うことになったままだったので、購入を留保しました。翌日になっても同じ状態で、こんなに待たされるのでは入会するんじゃなかったと後悔しましたが後の祭りです。問い合わせるのも面倒だし、まだ製本も終わってないので、しばらくそのままにしておきます。

 しばらく放置していた未来舎のホームページを見直し、「未来舎の本」のページを少し改良しました。以前は、表紙画像の右横はテキストが入力できないのでページ端まで空白になっていて見映えが悪かったのですが、2列3行の表を挿入することで、1列目に表紙画像、2列目に題名、著者名、種別、版、頁数、価格などの書籍属性と内容梗概を表示出来るようにし、1行目は「未来舎の本」というタイトル、2、3行目は「未来の影」、「超神記」を表示するようにしました。製本が終わりe託販売の会費支払いに決着がついたら、Amazon.co.jp のe託販売登録書籍ページへのリンクを含めて、本の購入方法について記述するつもりです。また、出版形態と費用についても詳細な説明ページを作りたいと考えています。

 注文した書籍用紙がきたので早速印刷にかかり、長編SF2編「超神記」「未来の影」を各3冊分、計6冊分の印刷を半日かけて完了しました。5冊目までは比較的スムーズに進行していたのですが、最後の6冊目でやはりトラブルが発生しました。両面印刷するために、先ず奇数ページだけ印刷したものを並べ替えて再セットし、各奇数ページの裏面に偶数ページだけ印刷するのですが、印刷し終わったものを整理していると、左右マージンの取り方が奇数ページと偶数ページで逆になっていることに気づきました。

 計画では、本は右綴じなので奇数ページの右端(=偶数ページの左端)マージンを左端(=偶数ページの右端)より広くなるように、TeX文で規定しています。タイトルや目次などが入ると空白ページが出力されること、タイトルページや奥付は片面しか印字しないことなどから順序が狂ってくるので、本文以外は別に印刷するよう配慮しており、おかしくなるはずはないのです。よくよく調べてみると、本文45ページの裏面が空白になっており、ここに印字されるべき46ページが47ページの裏面に印字されており、以降順次1ページずつずれていることがわかりました。恐らく45枚目と46枚目の2枚が同時に送り込まれて印字されたと思われます。これで132ページ分がパーになりました。

 やむなく45ページ以降をやり直すことにして、先ず45ページから最終ページまで奇数ページだけを印刷し、並べ替えて再セットし、45ページから最終ページまで偶数ページだけ印刷の指定をして印刷プレビューを見ると、最初の46ページの画面が本文46ページの内容と異なっているのです。TeX文を見直したりPDF変換をやり直したり、プリンタを再起動したり色々試みましたがいっこうに改善されません。しばらくは途方に暮れていましたが、一瞬ひらめくものがあり、本文のページ番号とプリンターから見たページ番号は違うことに気が付きました。タイトルや目次など本文以外のページがあるのだから当然のことですが、このときは動揺していたので判断力が鈍っていたようです。これらの6ページ分を足して51ページ以降を偶数ページだけ印刷の指定をすると、プレビュー第1面に正しいページ(本文46ページ)が表示され、今度は最後まで問題なく印刷できました。プレビューで違いに気づかなかったら、再び同じ間違いを犯すところでした。

 次は製本ですが、製本担当の配偶者がしばらく実家に行くので、帰ってくるまでおあずけです。一人でも出来ないことはないのですが、一人だと少しやりにくし、注文が来ているわけではないのであわてることはないと思っています。この点個人出版者は気楽なものです。その間、次の作品の下書きにかかるつもりです。

 注文した書籍用紙がまだこないので本体の印刷ができないのですが、一応出版のめどがついたので後回しにしていた日本書籍出版協会の「データベース日本書籍総目録」への登録を、Webから行うための申し込みを行いました。申込書はホームページのフォームから必要事項を記入して送信できることになっていますが、送信ボタンを押すとメーラーが立ち上がってメール送信しようとします。恐らくフォームがIE7に対応していないためと思われたので、やむなく内容をメールにコピーしてメール送信しました。旨く伝わっていれば、後日データベースにアクセスするためのIDとパスワードが発行されるということです。

 もう一つ、少し早いのですがAmazonのe託販売への参加申し込みをしました。年間会費9000円で商品の掛け率が0.4とかなり厳しい条件ですが、取次ぎとの取引口座を持たず販売元との契約もないため、一般書店への流通が出来ない現状では、市場流通させる手段としてやむを得ないかと思っています。正直なところ、Amazonを通じて本が少し売れたとしても、年間会費以上の利益が出る見込みは殆どありません。まあ、未来舎は殆ど道楽のようなもので、生活がかかっているわけではないのでかまわないのですが・・・。

 「超神記」の表紙カバー(135K)が終わったので、その表紙(180K紙で文字だけ)および「未来の影」の表紙カバーと表紙を作成し、データをCD-Rに保存して例の文房具店に持っていき、前回と同様に表紙カバーだけイラストレータで編集していただき、後はPDFのままで各々3部合計9部印刷してもらいました。費用は110円×9=990円のところを、表紙は文字だけでインク使用量が少ないことを指摘して、960円に割り引いてもらいました。

 店の人が今回の表紙カバー作成に対応するSFをバラ印刷でもよいから見たいと言われたのですが、印刷すると費用が発生するし面倒だから、SF原稿のデータファイルをメール添付で送付することを約束しました。家に帰って直ぐに送ろうとしましたが、片方はまだ奥付が前のままだったので、今回新しく作った様式に変更してからメール添付で送付しました。

 あとは本体の印刷を各3部、合計6部印刷することと、製本作業を残すだけになりました。

 SF「超神記」の表紙カバーファイルを入れたUSBメモリと2つの方法で焼いた2枚のCD-Rを持って文房具店に行きました。確認してもらったところ3つともちゃんとファイルが入っていて読みとれるとのことで一安心しました。早速、店の人は富士ゼロックスのオンデマンド印刷機で印刷にかかりましたが、なぜかエラーが出て印刷できません。もう1台のキャノンのレーザプリンターで印刷してくれたのですが、色が良くないだけでなく、書籍バーコードが不鮮明でとても使えそうもありません。

 一難去って又一難、このプロジェクトはなかなか完成しません。店の人は表紙カバーを構成する各部品を、個別のファイルにしてUSBメモリに入れてくれれば、自分のところで編集して仕上げると言ってくれたので、お願いすることにしました。家に帰って各部品ファイルをUSBメモリに個別に保存し明日持っていくことにしました。店まで車で30分以上かかる田舎に住んでいるので、直ぐというわけには行かないのです。色々試してみたのですが、どうやら各部品を配置した全体をJPEGで保存したのでは、バーコードを鮮明にすることは無理のようです。店の人がどのようなDTPソフトを持っているかによって、仕上がり具合が違ってくると思いました。

 翌日、各部品の個別のファイルを格納したUSBメモリを持っていき、使っているDTPソフトが何かと聞くと、イラストレーターと答えたのでひょっとすると旨くいくかも知れないと思いました。店の人は手慣れた様子でイラストレーターを立ち上げ、題名などの文字は直接入力し、USBメモリ内のファイルから各部品を取り出して適正位置に配置していました。画面を見るとバーコードも自宅のパソコン上で見たのと同じくらいの鮮明さだったので、これなら印刷しても大丈夫なような気がして期待が高まってきました。

 ところが富士ゼロックスのオンデマンド印刷機で印刷にかかりましたがなぜかエラーがでて印刷できません。やはりダメかとがっかりしていたところ、いつのまにか店の人がもう1台のキャノンのレーザプリンターで印刷してくれて、それを見ると写真画像の色もPC画面で見たのと変わらないし、書籍バーコードもかなり鮮明で結構出来映えがよかったので3部135K上質紙に印刷してもらいました。費用は用紙代も含めて1部110円で合計330円でした。やっとのことでこの難航したプロジェクトも完了の目途が立ったようです。やーれやれ。あとは本体と表紙(文字だけ)の作成(3部)と製本、及びもう一つのSF「未来の影」を同じようにして3部製作する作業が残っていますが、完了は時間の問題でしょう。

 結局、間接的にはイラストレーターを使ったことになりますが、題名や著者名などのフォントに凝らなければ(MS明朝かMSゴシックで我慢すれば)、Scribus上でこれらをテキストとして入力できるので、写真画像(JPEG)と書籍バーコード(PDF)を配置して全体をPDFとして保存すれば、同等の品質で印刷できると考えます。あるいは、A3サイズのインクジェットプリンタ(約3万円)を買って、画像形式を変えずにScribusファイル(.sla)を直接印刷する方法もあります。最後の手段としては、書籍バーコードを含まないA3サイズ表紙カバー(JPEGファイル)を印刷してもらい、これとは別に家のA4サイズレーザープリンタで印刷した書籍バーコード(PDFまたはScribusファイル)を前者に貼り付ける方法もありますので、イラストレータがないとできない訳ではありません。あれば便利なのは言うまでもありませんが・・・。

 帰り際にJR駅近くの本・DVD併設店に立ち寄ってSFを一冊買ってレジに持っていき、精算がすんだところで「チョット頼みがあるんですが・・・」と言って印刷したての表紙カバーを取り出し、「このバーコードが読めるか試して欲しいんですが・・・」と言うと、アルバイトの店員さんはちょっと怪訝な表情をしながらバーコードリーダーを押し当ててくれました。ピッという音がして店員さんは画面を見ているようだったので、「読めますか?」と不安と期待を込めて恐る恐る聞くと、頷きながら「読めます」との心地よい返事で、喜びがこみ上げてきました。おかげでポイントカードに入力してもらうのを忘れてしまいました。まあ、たいした問題ではないですが・・・。


 SF「超神記」の表紙カバーはA3サイズとなり、家にあるA4レーザープリンターでは印刷できないので、以前に見つけていた1枚からでも印刷してくれる文房具店に頼むことにしました。容量が約4MBとメール添付するには大きいし圧縮すると品質が劣化するので、CDに焼いて持っていくことにしました。あまりやったことはなかったのですが、以前使ったクローンCDというCDコピーソフトでできるだろうと思ってそれを立ち上げ、新しいCD-Rをドライブに入れて、表紙カバーのファイルを開き、CD作成のボタンをクリックしたところ、「ファンクションが違います」という意味不明のメッセージが出てコピーできません。

 後で、このソフトはCDからCDへのコピーはできるが、HDD内のファイルをCD-Rにコピーする機能はないことが分かりましたが、このときは訳が分からず焦りました。ふと見るとタスクバーにdirectCDというアイコンがあったので開いて説明書を読むと、このソフトでCDをフォーマットしてからHDD内のファイルをCD-Rを入れたドライブにドラッグ&ドロップするだけで、コピーできるように書いてあるではないですか。これだ!と思って試してみると無事に表紙カバーの画像ファイルをコピーできて、CD-Rを開くと確かに保存されていることが確認できました。

 翌日、早速文房具店に持っていってCD-Rを渡し、印刷を1部依頼しました。店の人はそのCD-Rをパソコンのドライブに入れて確認していましたが、いぶかしげな様子で「このCD-Rは空です。何も入っていません」と言うのです。「えっ!そ・そんな馬鹿な・・・、確かに入っているのを確認して持ってきたのに・・・」と後が続きません。店の人は「でも、表示されないので入ってないようです」と言ってCD-Rを返してきました。ガーン!私がよほどガックリきた表情をしていたのか、店の人が気の毒がって「これはPCのUSBコネクタに差し込むだけでFDと同じように簡単にPC内のファイルがコピーできるので、試してください」とUSBメモリを貸してくれました。

 家に帰って試してみましたが、最初はUSBメモリの差し込み方が悪かったのかUSBのリムーバルドライブが表示されずいやになりました。USBメモリを抜いて念のためもう一度やり直すとパッパッと発光して驚きましたが、USBのリムーバルドライブが表示されていました。これに表紙カバーファイルをドラッグ&ドロップすると簡単にコピーできました。

次に空と言われたCD-RをCDドライブに入れて開くとちゃんと画像が入っていました。なぜ文房具店のパソコンでは読めないのか不思議に思って、色々ネットで調べて見ると、directCDで作ったCDは、ドライブに差し込まれるとドライブをロックして、directCD以外のソフトが機能できないようにするらしく、directCDをインストールしていないパソコンでは読めないと言うことです。読めるようにするには、取り出し時の設定をISOに準拠した様式(すべてのPCで読みとれる様式)にする必要があることが分かりました。そこで、問題のCD-Rを再度ドライブに入れて取り出し時の設定条件を変えて取り出そうとすると、何か情報を書き加えている表示が出て、それが終わるとCD-Rが取り出されてきました。

 これで大丈夫か不安だったのであちこち調べていると、パソコンにEasy CD Creator 5というライティングソフトが入っているのが見つかり、これを使ってCD-Rを焼けばどんなパソコンでも読めるはずだと思って、説明書を読んでやってみましたがうまくいきません。ネットで調べ回ってやっとドライバか何かが悪くなっているようで、更新版をインストールした方がよいことが分かりました。更新版をインストールして再度やってみると今度は問題なくCD=Rにコピーできました。

 また、調べている過程で、マイコンピュータを右クリックして管理→コンピュータの管理→ディスクの管理を選択して、ドライブレターを書き換える対策も有効な場合があることを知りましたし、Windows XPはライティングソフトがなくてもCD-R/CD-RWにHDD内のファイルをコピーする機能があることを知り、大変勉強になりました。これはHDD内のファイルをCDドライブにコピーするという操作を行うと、必要なイメージデータが作られて右下のタスクバーに表示されるので、このイメージデータファイルをCDにコピーするという操作を選択すれば、CD-Rに焼けるというものです。

 以上のことをやるのに、ほぼ1日を費やしてしまいました。よく考えると私はHDD内のファイルをCD-Rにコピーした経験はなかったのでした。お粗末!

 昨日、SF「超神記」の表紙カバーをScribusで作りPDFとして保存すると、題名、著者名、発行元などの画像フレーム内の背景が白く塗りつぶされると書きましたが、その原因がやっと分かりました。つまり画像フレームなので、その中の文字画像以外の部分はデータがないので白地になるようです。考えてみれば当然のことですが、テキストフレームを使うことを思いついて試してみるまでは、原因が分かりませんでした。

題名、著者名、発行元などを画像としてではなく、普通にテキストとして書き込めば、テキストフレーム内ではテキスト部分だけを指定しているので、テキスト以外の部分は自然と背景の写真画像になるようです。最初はテキストフレームが印刷されないようにと考えてフレームを透明にしていましたが、PDF保存時エラーが出るので、フレームを表示したままPDFに保存してみると旨く保存できて、しかも保存したPDFファイルを開くとフレームは表示されず、背景の写真画像上に題名などのテキストが適正に表示されていました。

ただし、この方法は文字コード変換の関係で任意のフォントが使えず、MS明朝とMSゴシックしか使えないという不便さがあります。また、日本語縦書きをするために、一字ずつEnterを押して改行しなければならず面倒です。これはScribusが日本語縦書きに対応していないためですが、いずれは対応すると期待しています。高価なDTPソフトを買うことに比べれば、これくらいは我慢しなければならないのでしょう。

 SF「超神記」の表紙は、ScribusでA3紙上の台紙(245mm×340mm)を作り、そこにWordで書いてクセロPDFで変換した題名、著者名、発行元のPDF画像を呼び込み、背の部分も含めて各々の大きさと位置を調整して配置しました。表紙カバーは同様に表裏の折り込み幅を考慮してA3紙上の台紙(245mm×420mm)を作り、そこに題名、著者名、発行元、書籍JANコードのPDF画像と表裏2種類の写真画像(JPEG)を呼び込み、各々の大きさと位置を調整して配置しました。

 書籍JANコードは背景を白地にする必要があり、表示位置も細かく規定されているので面倒でしたがなんとか収まりました。仕上がったもの全体をPDFファイルとして保存しようとしたところ、「問題が見つかりました。イメージが透明です」というエラ-メッセージが出てきました。「エラーを無視して保存」をクリックすると、長時間かかって保存(35MB)されましたが、保存ファイルを開いてみると題名、著者名、発行元などの画像フレーム内の背景が白く塗りつぶされていました。どうやら背景の写真画像の上に文字だけを重ね表示するために内部を透明にした題名、著者名、発行元などの画像フレームをPDFとして保存すると、このような不具合が生じるようです。

 最後の最後になってまたまた大問題が発生しガックリしましたが、あちこち試行錯誤しているとエクスポートで各種形式の画像として保存するメニューが見つかり、JPEG形式を選択すると短時間で保存できて、容量は3MBくらいでした。これくらいならなんとか印刷に耐えられるのではないかと思われるので、一安心しました。やれやれ。下図がやっとできた表紙カバー(汗の結晶)です。
超神記表紙カバー

 やっとSF「超神記」のTeX編集が終わり、奥付も正規発行に備え下記のように改訂しました。著者略歴を追加し上段左に配置し、上下段の分割線を引き、下段右に題名、発行日、著者、発行人、発行所、表紙写真提供元、著作権表示、ISBNなどを配置しました。これで本体は完了です。
奥付TeX(超神記)

奥付(超神記)

 バーコード作成は、SF「未来の影」のとき苦労して作ったテンプレートがあり、ISBNは最後の2桁、分類・価格コードは10桁と13桁を変えるだけなので簡単でした。前回と同様、TeXで作ったバーコードをPDFファイルとして保存、オープンDTPソフトのScribusに呼び込んでISBNと分類・価格コードをOCR-Bフォントで印字、これらを規定位置に配置し、書籍JANコード全体をScribusファイル及びPDFファイルとして保存しました。

 表紙と表紙カバーは、Scribusに写真画像、バーコードのPDFファイルを呼び込み、題名・著者名・発行元などと共に配置して、全体をPDFファイルとして保存するつもりでした。そこで手始めに、バーコードのPDFファイルを呼び込みましたが表示されません。まさかこんなことになるとは予想もしておらず、あせって何度もやり直しましたがダメでした。色々試してみると、どうやらOCR-Bフォントが入ったPDFをScribusが認識できないようで、標準のTimes Romanフォントとバーコードだとちゃんと呼び込めるのです。OCR-Bフォントで書き込むときは問題ないのに、なぜ呼び込むときはダメなのか分かりません。

 Scribusが使えないと表紙と表紙カバーが作れなくなると思い、一瞬目の前が真っ暗になりましたが、書籍JANコードのScribusファイルを開き、これに写真画像のPDFファイルを呼び込めば良いことに気づきました。Scribusは日本語縦書きができないので、題名・著者名・発行元などもWordで作ってPDFに変換、保存したファイルを画像として呼び込むことにしました。このときPDFのバウンディングボックスに欠陥があるので、画像フレームを最初大きくしておかないとはみ出して表示されないようです。
 今回は未来舎から正規に出版するので、以前ホンニナル出版で作ったとき使ったフリー画像を使うには、用途変更の承諾手続きが必要な上に、今度は完成書籍の送付を要求される可能性が大きいので、承認手続きが不要の完全フリー画像を探すことにしました。国内サイトにはイメージに合うものがなかったので海外サイトも調べましたが、高精細画像をうたいながらWeb上はともかくとして印刷に耐えるようなものはなかなか見つかりませんでした。諦めかけていたときやっと要求条件を満たすような非営利サイトが見つかり、さっそく画像をダウンロードしましたが、容量が1画像7MBもあってかなり時間がかかりました。これを使って現在表紙と表紙カバーを作成中です。

 ホームサービス確認票を返送して1週間後、やっと郵貯インターネットホームサービス利用者票と利用ガイドが送られてきました。郵貯ホームページにアクセスしてホームサービスログインページを開き、利用者票記載の12桁の初回ログインパスワードと13桁のお客様番号を入力すると、パスワード変更画面が表示されて、初回ログインパスワードと新しいパスワードおよび申込書記載のインターネット用暗証番号を入力すると、やっとホームサービスのメニューが表示されて電信振替、残高照会などのサービスが利用できるようになりました、やれやれ。

 事務処理が一段落したところで、現在、ホンニナル出版から登録を取り下げたSF「超神記」を、TeXでA5版2段組に作り直しています。行改や行間の変更、rensuji{}の指定、誤字脱字の修正など細々とした作業が沢山あってなかなかはかどりません。本文が終わったらバーコードを作り表紙に組み込み、これらをまとめて製本することになります。2、3部作って1部はAmazonのe託販売用にするつもりです。

 一般振替口座の残高照会などをネットで見ることができる郵便貯金ホームサービスを申し込んだのですが、2週間も経って送られてきたのは本人限定郵便の局到着通知で、受け取り日時を郵便局に連絡するか、直接郵便局に受け取りに行くように書かれていて、いずれの場合も運転免許証などの本人確認ができるものと印鑑が必要ということです。何だ!これは?とあきれましたが、やむなく電話して当日18時頃の配達を依頼しました。

 配達されてきた郵便物を開いて見ると、なんと利用票ではなくホームサービス確認票というのが入っていて、「ホームサービスを受けるかどうか」「ホームサービス申し込み時にIDやパスワードを聞かれたかどうか」の2つについて回答し、郵便貯金センターへ返送するように書かれていました。ホームサービスを利用した詐欺行為の防止のためということらしいのですが、あまりにも非効率な仕事の進め方で腹が立ちました。こんなことでは民営化してもうまくいかないのではと心配です。


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