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 花の絵手紙集(Kindle本)の販売を開始しました。絵手紙を一枚づつスキャナーでスキャンし、画像処理ソフトGIMPで編集後、Amazon提供のアプリ"Kindle Comic Creator"で電子化、Kindle direct publishing を介して出版、Kindle ストアで四季の花Ⅰおよび四季の花Ⅱと題して販売開始しました。

 iPadアプリは、販売開始の初日から「未来の影」が4DL、「超神記」が3DLとなりました。こんなに早く売れるとは意外でした。初日だけで後が続かない可能性もありますが、時間をかけて少しずつでも売れていくことを祈ります。そして紙ベースの本に波及していけばうれしいのですが・・・。

 iPad電子書籍の有料版は米国でしか販売できないと思っていましたが、それはePub書式のiBooksとして登録・販売する場合で、単にiPadアプリの一種として電子書籍を登録し、有料販売することはできるということです。そこで、Amazon e委託販売では売れ行きの悪い長編SF2冊を電子化し、iPadアプリとして販売することにしました。

近頃、iPad電子書籍出版・販売サービスを行うところが増えてきましたが、費用や内容面でなかなかピッタリのところがありません。今回は長編SF小説なので、日本語縦書きに対応していてアプリ制作費用、販売手数料がリーズナブルなPawana Digital PublishingにiPadアプリ電子出版を依頼しました。申請後一週間くらいでAppleの審査が終わり、Apple Store iTunesで「未来の影」「超神記」が販売開始されました。

 ネット記事によると、販促手段としてネットで本を無料公開する動きが出始めているようです。先の「フリー」に引き続き、3月1日から46日間限定で、「生命保険のカラクリ」(文春新書)という新書の全文が公開され、5日までに約3万件のダウンロードがあったということです。すでにこの本は6刷3万部を売り、「元は、十分とった」という。
さらに、角川グループホールディングス会長の角川歴彦氏も自著の今月10日の発売に先駆け、1日から全文を公開中とのこと。

 本の内容にもよりますが、出版不況を打開する方策の一つとして、この動きは電子書籍出版とともに大きな流れになりそうです。

 ネット記事によると、新たな販売促進の方法の一つとして、書籍の発売前に「電子版」をネットで無料配布するという「フリー・キャンペーン」が10万部を超えるヒットを生み出したという。
インプレスジャパンの『できるポケット+ クラウドコンピューティング』(819円)は、会員登録して電子書籍の利用意向に関するアンケートに回答すれば、新刊の全文を収録したPDFを無料で閲覧できる。12日夜までに約1800回ダウンロードされたという。

「フリー・キャンペーン」は、09年11月にNHK出版が『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』(1890円)の発売に合わせて「全文無料配布」を敢行したのが最初といえる。無料配布キャンペーンは大きな反響を呼び、わずか2日で1万ダウンロードを達成。ブログやツイッターで『フリー』の話題が広がった。それだけでなく、紙の書籍も爆発的に売れたという。11月下旬に発売されると、『フリー』はネット書店のアマゾンで快調に売れ、タレント本やコミックと総合1位を争った。東京の大型書店でもビジネス書の1位にランクイン。書店によっては総合1位になることもあったという。

電子版の無料配布を宣伝活動と考えれば確かに有効な方法ですね。内容や分量によっては適さないものもあるでしょうが、選択肢の一つとして良いことだと思います。


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