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 ネット記事によると、安価で少部数の本作りができる新しい出版印刷のシステムを、印刷関係業者のグループが開発したそうです。従来のオンデマンド印刷機は、インク代が高く、数百部以上ではオフセット印刷より割高になる。そこで、インクジェットプリンターを使うことで設備投資金額を抑えたほか、安いインクを自社開発、手作業が多い製本工程を工夫するなどした。この結果、フルカラーで1000部作る場合、オフセット印刷の半額以下まで安くできたという。また、100部単位で重版できるので、返品と大量在庫を抱えるリスクなしに本が作れるということです。SBLではさらに改良を加え、年内に月産50万部、来年以降、月産100万部を目標に事業展開する計画とのこと。

 去年から表紙カバーのカラー画像印刷で印刷むらが出たり、感光体が寿命に近づいたとの警告が画面表示されたりしていたのですが、だましながら使っていました。それがついに印刷面に余計な色模様のようなものが出るようになり、やむなく大枚17,000円の出費(痛い!)で感光体ユニットを新しいものに取り替えました。去年はトナー(黒)と定着ロールを取り替えており、これでレーザープリンターの消耗品と言われるものは一通り新しくなったことになります。

 ちょうどAmazon e託販売から「個人出版社への道」2冊の新規納入依頼がきていたので、試しを兼ねて印刷したところ色むらやかすれもなく、きれいな仕上がりになりました。やはり感光体の影響は大きいようです。1月は毎週1〜2冊の新規納入依頼がきておりうれしいです。

 TeXによる書籍製作で、校正に手間取りまだ原稿完成に至っていませんが、次段階の印刷作業の準備として、印刷用紙の購入手配を進めることにしました。用紙は通常のPCプリンタ用のPP紙ではダメだと思って調べてみると、書籍用紙というのがあることが分かりました。PP紙のようなどぎつい白色ではなくて、オフホワイトの目に優しい用紙ということです。

 今回は本のサイズをA5にしたので、A5サイズの書籍用紙をネットで購入しようとしましたが、販売元がなかなか見つかりませんでした。A3,A4,B3,B4はあるのにA5だけはないのです。これは製紙会社がA5は製造していないからだそうです。A4を購入して半分に切って使うのは、枚数が多くて面倒だと思ってさらにしつこく調べていたら、卓上製本機ブッキストを販売している会社が書籍用紙も販売していることが分かりました。

早速注文しようとしましたが、商品仕様に「A5 100枚(400頁分)」とあるのが気になりました。つまり、これは用紙がA4サイズで、両面印刷として1枚にA5が4ページ印刷できるので、100枚が400頁分になるのではないかと考えたわけです。そこで販売元の中央文化出版にメールで問い合わせると、案の定書籍用紙はすべて半折りにして使うので、上記のような仕様表現になる、A5サイズにカットした用紙も販売しているとの回答がきました。

 製本作業では無線綴じの場合、通常印刷した紙を1枚ずつ半折りにして重ね、背側をのり付けすることは知っていました。しかし、PC用プリンタで両面印刷する場合、オフセット印刷機のような面付けができないので、奇数ページと偶数ページにおける左右の余白(綴じ代)の差がある状態で、1枚の紙に表裏4ページを連続的に自動印刷することはできないのです。1枚ずつマニュアルで表裏の印刷ページを指定して印刷すればできないことはありませんが、非効率でやる気がしません。

 PC用プリンタでできる両面印刷というのは、1枚目から最後まで奇数ページだけを連続印刷した後、用紙束をひっくり返してセットし、今度は偶数ページだけを同様に1枚目から最後まで印刷する方法です。したがって、A5サイズの本であれば用紙はA5でなければならないのです。

 というわけで、A5カット版の書籍用紙100枚を2セット注文しました。メールで注文して2日ほどで薄いクリーム色の用紙が届きました。単価264円、2セットで528円、送料315円、合計843円でした。送料を別にすると1枚2.64円ということになります。ノーカット版(A4サイズ)は1枚4.41円で、A5換算では2.205円ですから、カット版は約2割増しの価格になっているということです。いずれにしても、PP紙とは比べ物にならないくらい高価な紙なので、本番にしか使えません。校正用はやはり、A4のPP紙を半分に切って使うしか仕方がないようです。

 ネットを見ていたら。ぷりパブ(Private Publishing)というサイトがありました。ホンニナル出版と同様のODPサービスを行っているようです。PDF校正までは無料というのも同じだし、印刷・製本費用もA5判モノクロ200ページのものが、10部未満の場合2,940円とほほ同等です。ただし、その後の販売については記載がない(ホンニナル出版はそこでのネット販売を行う)ので、印刷・製本渡しまでのようです。
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4.オンデマンド印刷機
 液体トナーを使用したEprint、ドライトナーを使用したXeikon(クロマプレス)、印刷機付属の刷版を用いるハイデルのQuickMasterDI、コピー機ベースに高速化したXerox Docucolor、Canonpixel MAX、モノクロではXerox Docutechなどがあります。

(1)QuickMasterDI
HeiderbergのQuickMasterDIはCTP+カラーオフセット印刷に近いもので、A3サイズのカラー10000枚/hの能力を持っています。システム全体のコストは80 M\程度で、運用コストは1日16万円程度かかるようです。

(2)Eprint,Xeikon(Choromapress)
トナーベースのEprintやXeikon(Choromapress)は版材が存在せず、カラーコピー機と同様な感光ドラムを使用した電子写真方式です。ページごとに違う絵柄をページ順に出力できて、製本工程の手間が省けます。

(a) Eprint1000
 Eprint1000は800dpiの解像度をもつ電子写真方式のオンデマンド印刷機です。レーザで画像データをOPC(有機光感光体)に書き込み、そのOPC上に液体トナーを乗せ、これをブランケットに転写し紙に印刷する方式です。スピードはA3サイズ1色で4000枚/h、4色で1000枚/h。またCMYKプラス特色2色の印刷も可能です。システムは定価で60 M\強、保守料などを含めると月額で150万円程度イニシャルコストとしてかかり、ランニングコストはカラーで60円/枚、モノクロで20円/枚くらいです。

(b) Chromapress
AgfaのChromapressは600dpiの解像度をもつ電子写真方式のオンデマンド印刷機です、ロール紙を用い、4色カラートナーを用紙に直接転写します。裏表4色ずつの4色両面同時印刷を基本としており、片面でも1色になってもスピードは変わりません。また、長尺印刷が可能です。スピードはChromapress 32iで4200ページ/h(A4両面)。コストは60 M\程度。イニシャルコストとしてはEprint同様保守料込みで月額150万円、ランニングコストはA4サイズ両面で約14円かかります。

(3)Xerox Docucolor4040、Canon Pixcel Max(CLC1000)
 通常のカラーコピー機を高速化したもので、4色のドラムを直列に配置し用紙を回転させずに高速に出力することを可能にしています。どちらも解像度は400dpiです。Copy SpeedはDocucolorでA4片面40枚/分、MaxでA4片面31枚/分。価格はDocucolor4040本体で7 M\、Max本体が6.7 M\。RIP(Raster Image Processer)はFieryなどいろいろ選べるが約5 M\。実売価格では本体とRIP周辺機器で10 M\前後。

(4)Xerox DocuTech
 モノクロ専用でA4を135枚/分、つまり1時間では8500枚と、オフセット印刷機並のスピードをもっています。標準でホチキス、バインダ製本が可能で、オプションで中綴じ製本機やくるみ綴じ製本機を連結できます。中綴じなどで必須となる面付けに対応したシグネチャ機能があります。また、スキャナからの出力もできるため、デジタル・アナログが混在したものからの出版物の作成が可能です。価格的には本体とRIPで約35 M\程度。


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